まえやまだ純商店
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クリニックコンセプトの作り方。経営哲学『三方よし』から考える

はじめに

 「クリニック開業準備を始めたら、まずコンセプトを決めましょう」

 こうした言葉を目にしても、いざ自分のクリニックのコンセプトをどう考えればいいのか、戸惑ってしまう先生は少なくないかもしれません。

 そこで当社は、古くから伝わる近江商人の経営哲学『三方よし』を、クリニックのコンセプトづくりに活かすことを提案します。

 「自分よし、相手よし、世間よし」。この普遍的な考え方を軸に、先生だけのクリニックコンセプトをどう作り上げていくか、一緒に考えていきましょう。

1. 自分よし:先生の『やりたい医療』とは何ですか?

 「自分よし」とは、商売の起点である「自分」が満足すること。クリニック経営においては、先生が「やりがい」を感じられる医療を提供することに当たります。

 保険診療のクリニックは、「先生が提供する医療サービス」と引き換えに、患者さんや国から対価を得るという商売です。

 この「自分よし」を考えることは、先生が培ってきた医療知識や臨床経験、そして「なぜ医師になったのか」という原点を振り返ることに繋がります。

 先生にとっての『最高の働き方』や『本当にやりたい医療』は何ですか?
 
 この問いに答えることが、クリニック経営の土台となります。

2. 相手よし:患者さんにどんな『安心』を届けますか?

 「相手よし」とは、商売の相手である「患者さん」が満足すること。

 患者さんが医療機関に求めるものは多岐にわたりますが、突き詰めれば『治療の質の高さ』と『心のケア』の二つに集約されるのではないでしょうか。

  • 治療の質の高さ:

    • 分かりやすく明確な治療方針の説明

    • 待ち時間の短縮と安全な医療

  • 心のケア:

    • 丁寧で親切な対応と、患者さんの不安に寄り添う気持ち

    • 清潔で快適な環境とプライバシーへの配慮

 「自分よし」で考えた先生の医療サービスを、どうすれば『患者さんにとっての最高の体験』に変えられるか?という視点で、具体的なコンセプトを練り上げていきましょう。

3. 世間よし:地域とどんな『未来』を創りますか?

 「世間よし」とは、商売が社会全体に貢献すること。クリニックにおいては、『地域』との共創に該当します。

 開業場所を選ぶ際、まず競合の有無が気になるかもしれません。しかし、本当に大切なのは、地域医療の空白を埋める「共創」の視点です。

 例えば、近隣の専門クリニックと連携し、より包括的な医療を提供することで、地域全体の医療レベル向上に貢献できます。超高齢社会で進む「地域包括ケアシステム」の要として、先生のクリニックがどう貢献できるかという視点を持つことが、長く地域に愛されるクリニックになるための鍵です。

 先生は、ご自身のクリニックを通じて『地域とどんな未来を創りたいですか?』

まとめ:『三方よし』の答えは、先生の想いを『壁打ち』することで見つかる

 ここまで、クリニックのコンセプトを「三方よし」の経営哲学から考える方法をお伝えしました。

  • 自分よし: 先生の「やりがい」

  • 相手よし: 患者さんの「安心」

  • 世間よし: 地域の「共創」

 この3つのバランスが取れていれば、クリニック経営は長く継続することができます。

 しかし、一人で「三方よし」の答えを見つけるのは簡単なことではありません。

 だからこそ、当社は、先生の『壁打ち相手』として、先生の想いを否定せず、引き出し、整理整頓するお手伝いをします。

 先生が考える「三方よし」について、ぜひ一度お聞かせください。

壁打ち体験・お問い合わせ

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〒135-0046 東京都江東区牡丹3-32-4
アクサス門前仲町601
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