〜クリニック経営相談・開業準備相談〜
   まえやまだ純商店

『最低限の売上』と『心地良い売上』を開業前に決めておく

⚪︎その売上目標の根拠は何ですか?

あなたは、売上いくらの医療機関になると幸せですか?

本来は売上5000万円まで経営が成り立つクリニックなのに、前年度より売上を上げることが良い経営だと思い込み、7000万円、8000万円、1億円・・・・、と毎年売り上げを伸ばし続けなければならない。そう考えて、必死に売上をつくろうとする経営者は少なくありません。

「売上を上げたい」という気持ち自体は否定することはまったくありませんが、経営の目的が売上を上げることになってしまうことには注意が必要です。

売上を上げる前に大切なのは、まず「どこまで成長できれば、不必要に事業の売上を伸ばす必要がないか」というラインを知ることです。売上の拡大が目標となると、経営者以上にスタッフは「何のために、この仕事をしているのか」という目的を見失い、経済の奴隷になりかねません。
 
「これだけ稼げばクリニックは回っていく」というライン、つまり最低限必要な売上及び個人の年収を把握しようとしないと、本来のクリニックの開業の想いを継続させることよりも、ただ売上を伸ばし続けることに躍起になる・・・。このようにあてもなく走り続けてしまうと、息切れしてしまい、どれだけ稼いでも、永遠に心の安寧は訪れません。

では、そのゴールはどこにあるのでしょうか?

⚪︎自分の「最低限必要な年収」を決めておく

クリニック開業後、最低限必要な年収を把握せずに、「何となく年収これくらいを目指したい」などと、漠然とした目標のために、休みなく働いて心身ともにすり減っている人も少なくないでしょう。

例えば、本来ならば、そこまで必要がないのに、「年収5000万円」という根拠のない目標のために、自分のプライベートな時間を削ってまで、自分を酷使するとしたら・・・。

本来は、やりたいことを実現し継続するために、お金を稼ぐために開業という働き方を選択したかと存じます。開業の手段と目的が入れ替わらないためにも、今一度、「自分は何のために起業したのか?」という開業の原点、動機に立ち返ってみることをお勧めします。

そのため、事業計画書の大枠が立案できた時点で、「最低限必要な売上」と「心地良いとする売上」の両方を定めましょう。

そもそも、「これ以上、事業を伸ばす必要はない」というラインを知っていて、医療サービスを必要十分な患者さんに届けられ、スタッフも心身ともに豊かに暮らしていくことができ、クリニックが成り立っているのなら、当社としては、もう立派な優良なクリニックです。

大事なのは、足るを知ること。ここまで事業を伸ばすことができれば十分というラインを守ることです。
同時に、「心地良い」を決めることで、現状とはどれだけ差分があり、売上をデレくらい伸ばせば近づくのか、それは今の事業でいいのか、それとも抜本的な見直しが必要なのかということが、自ずと見えてきます。

⚪︎最低限と心地良い年収を決めると、「どう働くべきか」が見えてくる

「これだけは稼がないと生活できない」という最低限の年収と、「ここまで稼げれば十分」という心地良い年収を決めることで、無理のない、けれどもこれくらいは頑張ろうという働き方の上限と下限が見えてきます。

いったん決めた最低限の年収と心地良い年収は、その時点の仮説です。例えば、診療報酬改定、家庭環境が変容した、新たに目指すものができたなどで、年収の設定は柔軟に変えていくべきだと考えております。

ただ、事業計画書の大枠が固まると、開業後のお金の流れが可視化できるため、この時点で決めることが大切です。決めたら、まずはその年収に見合う働き方をしていくことで、経済的のみならず、人生的な満足感も高まっていくかと存じます。

⚪︎現状を整理整頓して、着実に前に進む方法を提案します

・考えがまとまらない時
・開業準備及び経営判断に迷いが生じ、決断できない時


そんな時に相談にのってくれる相手がいたらいかがでしょうか。

その場合は当社にお声がけください。

料金・契約期間等については、『業務案内・料金』をご覧ください。

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