正解を急がず、納得して続けるために。 クリニック開業・経営の判断の前提を、静かに整える時間。

クリニック開業・経営コラム

循環器内科経営シリーズ|“地域で支える医療”を実現するための7つの視点(まとめ)

このページで得られること

  • 循環器クリニックが“今から整えるべき7つの視点”が体系的にわかる
  • 生活習慣病・検査導線・再診体制など、外来の根幹を「経営」と結びつけて理解できる
  • 制度変化の中でも、院長が迷わずに動ける“判断軸”が整理できる

はじめに──循環器クリニック経営は「複雑」ではなく「構造的」

循環器内科は、一般内科と比べて生活習慣病フォロー・検査・急な不調への対応・専門疾患の再発予防といったテーマが、一つの外来に重なりやすい診療科です。

そのため多くの院長先生が、次のような“言語化しづらい悩み”を抱えます。

  • 外来が詰まる理由が言語化しにくい
  • 初診と再診のバランスが整わない
  • 検査導線のどこがボトルネックか把握しづらい
  • 生活習慣病のフォローが「やり切れない」感覚がある

しかしこれは院長先生の力量の問題ではなく、循環器内科という診療科が本質的に構造が複雑だからです。

私はこれまで循環器領域の支援を行う中で、
「循環器内科の経営は、専門性よりも“仕組み”が左右する」
ということを強く感じてきました。

このシリーズでは、その“複雑さ”を7つの視点に分解して整理しています。


第1回|中医協が示す次の一歩──循環器クリニックが今から整える4つの準備

中医協の議論から読み取れる「慢性期・地域連携」への流れを整理し、
循環器内科に求められる役割と、これから注意すべき外部環境をつかむ回です。

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第2回|循環器内科経営の基盤は“生活習慣病”である

糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病が安定すると、外来数・再診率・働き方が整い、経営のブレが減ります。
循環器クリニックにとっての「経営の土台」として、生活習慣病をどう設計するかを整理しています。

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第3回|健診異常から“続けられる外来”へ──初診設計と地域導線をどう整えるか

健診異常は、循環器初診の自然流入が最も多い入口です。
「初診で何を確認し、次の再診へどうつなぐか」という設計が、外来の継続性と負荷軽減につながります。

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第4回|心不全・心房細動の再発予防と外来フォロー体制──急性期と慢性期をつなぐ「支える医療」

心不全・心房細動は“支える医療”の象徴的な領域です。
急性期と慢性期の境界にある循環器領域だからこそ、「再発予防」と「外来フォロー」をどう仕組みに落とし込むかが、そのまま経営の柱になります。

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第5回|“働き方を整える”循環器クリニックの経営設計──急な不調・慢性フォロー・検査業務を仕組みで回す

急な不調・慢性フォロー・検査説明という多層的な外来ニーズが重なる循環器だからこそ、
“仕組みで回す外来”を設計することが、院長の働き方と外来の安定性を守るうえで重要になります。

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第6回|循環器検査の導線化と経営(心電図・エコー・ホルターの位置づけと、結果説明・再診設計)

心電図・エコー・ホルターといった検査は、循環器外来のボトルネックになりやすい領域です。
検査待ち動線・結果説明のタイミング・再診率との関係を整理し、「検査体制そのものを経営に組み込む」視点を解説しています。

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第7回|循環器クリニックの全体戦略──地域とつながる“支える医療”の設計図(総まとめ)

第1〜6回の論点を「地域とつながる循環器クリニックの設計図」として統合した回です。
生活習慣病、初診導線、検査体制、外来フォロー、働き方、地域との分担を一本のストーリーとして描き、これからの循環器クリニックの未来像を整理しています。

▶ 第7回の記事はこちら


どこから読んでも良い設計ですが、流れで読むと“判断軸”が揺るがなくなる

循環器内科の経営は、単発で改善しても根本が変わりにくい領域です。
そのため本シリーズは、

「外部環境 → 基盤 → 外来導線 → 専門疾患 → 働き方 → 検査 → 全体戦略」

という“一本の道筋”になるように構成しています。
院長としての意思決定がぶれにくくなり、「何から手をつければいいか」が明確になります。

当社の視点──循環器領域の支援から見えてきたこと

循環器は、

  • 症状の変動が大きい
  • 慢性期フォローが長期にわたる
  • 検査が多く、動線が複雑になりやすい
  • 患者背景による差が大きい

という“多層構造”を持った診療科です。
だからこそ、院長一人で抱えこまない外来のつくり方が重要になります。

私の役割は、「正解を教える」ことではなく、
院長の中にある“納得できる判断軸”を一緒に見つけることだと考えています。
この循環器シリーズは、その思想をそのまま形にした内容になっています。

さいごに──“即答より納得”の経営を

制度も、患者背景も、外来の要素も複雑な循環器内科だからこそ、
院長が「自分の言葉」で判断できる環境づくりが必要です。

本シリーズが、日々の違和感を言葉にし、次の一歩につながるヒントになれば幸いです。


頭の中の“もやもや”を整理し、次の一歩を描きたいときに

循環器内科の経営は、専門性に加えて生活習慣病フォロー・再診導線・検査体制・働き方など、多くの要素が重なります。
そのなかで生まれる「言葉にならない違和感」や「判断しづらいテーマ」は、一度立ち止まり整理することで輪郭がはっきりしてきます。

初回整理セッションでは、先生の中にある前提や価値観を丁寧に言語化し、“納得して進める方向性”を一緒に見つけていきます。
即答よりも、「腑に落ちる」時間を大切にしています。

🗣️ 初回整理セッション(60分)

経営方針・組織づくり・診療体制・情報発信・人との関わり方など、幅広いテーマに対応。
“考えの整理”を通じて、先生の中にある答えを見つけていきます。

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「即答より、納得を。」──まえやまだ純商店の考え方はこちら

考えを整理したい先生へ——声で寄り添う「経営の迷いを整える」Podcast

診療や経営のなかで生まれる「小さな違和感」や「うまく言語化できない迷い」
Podcastでは、そうしたテーマを、私自身の言葉で丁寧に紐解いています。

初回整理セッションの前に、支援の考え方や伴走のスタンスを知りたいという先生にもおすすめです。

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