初回整理セッションを有料としている理由は、営業や勧誘のための時間ではなく、先生の“考えを整理する時間”をきちんと確保したいからです。
開業支援や経営アドバイスの世界では「初回無料」が一般的ですが、当社ではこの60分を純粋に先生のために使うため、有料としています。
「とりあえず無料だから話を聞いてみる」という形式ではなく、
最初の時間からお互いに真剣に向き合える関係をつくることを大切にしています。
1.無料相談では、本音を話しづらくなるから
無料相談には「その後の契約につなげる」という前提があるため、 先生側がどうしても身構えてしまいます。
・ここまで話して大丈夫だろうか
・断りづらくならないだろうか
といった慎重さが、無意識に働くこともあります。
初回整理セッションは、営業前提のヒアリングの場ではありません。
だからこそ、正当な対価をいただくことで、
「この時間は先生の悩みを整理するためだけに使う」という前提を明確にしています。
2.医療と同じく、「限られた時間で状況を見立てる専門性」が必要だから
医療には初診料・再診料があるように、
「限られた時間で状況を把握し、次の一歩を考える」という行為には専門性が伴います。
経営や開業準備も本質的には同じで、
限られた時間の中で、先生のお話を伺いながら、
「どこが本質的な論点なのか」「何から整えるべきか」
を一緒に見立てていきます。
初回整理セッションは、単なる“答えを提案する時間”ではありません。
むしろ、先生の価値観・優先順位・前提条件を丁寧に言語化し、判断の軸をつくる時間です。
3.セッション後に「議事録+次の一歩メモ」をお渡しするから
お話した内容をその場で終わらせず、
当日の内容をまとめた議事録(+次の一歩メモ)をお渡ししています。
活用例:
- 院内での共有資料(幹部スタッフやご家族との相談材料)
- 数か月後の振り返り資料として
- 税理士・社労士・金融機関など、他の専門家と話す際の背景共有に
忙しい先生でも負担なく読める、短く要点をまとめた“ショートメモ”形式です。
「話して終わり」ではなく、持ち帰って活かせる整理を大切にしています。
4.「唯一の正解」を探すのではなく「納得して選ぶための土台」を整えるから
経営には、診療のような唯一の正解がありません。
同じ地域・同じ診療科であっても、院長先生ごとに選ぶべき方針は変わります。
初回整理セッションでは、必要に応じて現時点での仮説をお伝えすることもありますが、
それ以上に、「その判断が機能するための前提条件」を一緒に整理します。
このプロセスによって、
他人の正解ではなく「自分たちに合った納得解」に近づくことができます。
そのため、初回から有料でのご提供としています。
5.「初回だけの利用」でも、もちろん構いません
初回整理セッションは、この1回のみのご利用でも問題ありません。
「まずは一度、整理したい」「モヤモヤを言葉にしたい」だけの目的でも大丈夫です。
そのうえで、「方針を形にしたい」「中長期で伴走してほしい」と感じられた場合には、
状況に応じて開業・経営整理セッション(継続の伴走支援)をご案内しています。
無理にお勧めすることはありませんので、必要だと感じられた場合にのみご検討ください。
- 開業後の院長先生向け:
開業・経営整理セッション(継続の伴走支援)
関連記事・背景に触れているコラム
初回整理セッションの背景や、「初回有料」の理由については、
下記の記事でも詳しく紹介しています。
「どんな姿勢で関わる人なのか」を知っていただいたうえで、
一度話してみようと思っていただけたら嬉しく思います。
頭の中の“もやもや”を整理し、次の一歩を見つけたいときに
日々の診療や業務のなかで、「言葉にしづらい違和感」を抱える院長先生は少なくありません。
初回整理セッションでは、経営の前提となる“考え”を丁寧に言語化し、納得感のある方向性を一緒に見つけていきます。
即答よりも、「腑に落ちる」時間を大切にしています。まずは話すことから、整理がはじまります。
🗣️ 初回整理セッション(60分)
経営方針・組織づくり・診療体制・情報発信・人との関わり方など、幅広いテーマに対応。
“考えの整理”を通じて、先生の中にある答えを見つけていきます。
考えを整理したい先生へ——声で届ける「経営の迷いを整える」Podcast
日々の診療や経営の中で感じる、「ちょっとした違和感」や「言語化しづらいもやもや」。
そうしたテーマを、私が声で丁寧に紐解いていく番組です。
初回整理セッションの前に、私の考え方や伴走のスタンスを知りたいという先生にもおすすめです。
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