正解を急がず、納得して続けるために。 クリニック開業・経営の判断の前提を、静かに整える時間。

クリニック開業・経営コラム

なぜ私は「正解を提示しない」クリニック経営支援を始めたのか ── 制度の時代に、納得して決めるために

診療報酬改定や医療法改正、かかりつけ医機能、地域医療構想、DX。
医療を取り巻く制度や環境は、ここ数年で大きく動いています。

制度や方針を見ていくと、
「どんな医療を評価し、どんな形を残したいのか」
国の意思そのものは、かなり明確になってきました。

こうした流れの中で、クリニック経営はこれから
国が決めた枠の中で意思決定していく時代に入っています。

そのうえで、
地域に貢献する事業として、どう運営していくかが問われています。

一方で、そこで立ち止まってしまう院長先生も少なくありません。

国が示した枠の中で、
自分は何を選び、何を選ばないのか。
このクリニックを、どんな形で続けていきたいのか。

問題は、制度そのものではなく、
その枠の中で、院長自身がどう考え、どう決めていくかです。

医師は「正解を求められる職業」

医師は日々の診療の中で、患者さんから「正解」を求められ続ける立場にあります。
「この治療で大丈夫ですか」
「一番いい選択はどれですか」

正解を示すことが、安心や信頼につながる。
その積み重ねが、医師としての姿勢をつくってきました。

だからこそ、クリニック経営の場面でも無意識のうちに、
「正解は何か」「やるべきことは何か」を探してしまいがちになります。

正解を提示する支援は、合うときはうまくいく

クリニック経営を支援するサービスや会社は、すでに数多く存在しています。

開業支援、制度活用、集患、収益改善。
多くの場合、 「何をやるべきか」「どの制度を使うべきか」「どの選択が合理的か」 といった、正解を提示する支援が中心です。

それが院長の考え方や状況に合うときは、迷いも少なく、スムーズに前へ進むことができます。

合わないときは、違和感が残り続ける

一方で、前提や価値観が少しでもズレると、

  • なんとなく腑に落ちない
  • 本音が言えなくなる
  • 「本当にこれでいいのか」という迷いが消えない

こうした状態が続いてしまうことも少なくありません。

これは、能力や努力の問題ではなく、
支援の前提と、その人の考え方が合っていないことが原因です。

正解を提示する支援だと、合う時はスムーズに進みます。
ただ、合わないときは、お互いストレスを抱え、無駄な時間を過ごしてしまう。
私はこの構造を、できるだけ減らしたいと思っています。

経営に「万人に当てはまる正解」はない

クリニック経営は、

  • 地域性
  • 診療科
  • 院長の価値観
  • スタッフ構成
  • ライフステージ

こうした要素が複雑に絡み合う、十人十色の意思決定です。

診療とは違い、経営には「これさえやれば正解」という答えはありません。
だから本来は、

  • 何を大切にしたいのか
  • 何をやらなくていいのか
  • 無理なく続けられる形はどこか

こうしたことを、自分の言葉で整理しながら決めていく必要があります。

足りなかったのは「答え」ではなく「整理」

多くの院長先生は、情報が足りないわけでも、知識が足りないわけでもありません。
足りなかったのは、考える前に、一度立ち止まって整理する時間でした。

国が示している枠をどう捉えるのか。
その中で、自分は何を選び、何を選ばないのか。
それが整理されるだけで、同じ制度を見ても、判断のしんどさは大きく変わります。

やり方は「水道の蛇口」のように手に入る時代

今は、制度解説やノウハウであれば、ネットや生成AIを使って簡単に手に入ります。
やり方や情報は、水道の蛇口をひねるように提供される時代です。

それでも判断が難しくなるのは、経営の意思決定が、情報の正しさだけでは決まらないからです。
そこには、不安や責任、迷い、これまでの経験といった感情が必ず入り込みます。

だからこそ「第三者の整理」が必要だと感じた

感情が混じった考えは、一人で整理するのがとても難しいものです。

だからこそ、利害関係のない第三者として話を聞き、整理する人の存在が必要だと感じました。

話を聞き、言葉を返し、視点を少しずらし、感情も含めて整理する。
そのプロセス自体に価値があります。

正解よりも「納得解」を大切にしたい

私が大切にしているのは、正解を早く出すことではなく、納得して決められることです。

クリニック経営とは、
ご自身の経験や知識を、どう地域に提供し続けるかを考える営みだと思っています。
その答えは、院長ごとに違っていい。

業務代行だけを行う支援はしていません

なお、物件探しや求人などの業務代行だけを行う支援はしていません。

それらが重要でないからではありません。
考えが整理されないまま進めると、後から大きなズレが生じやすいと感じているからです。

まずは、考えを整理することを最優先にしています。

初回整理セッションは「14日間限定」です

初回整理セッションは、14日間限定の整理支援です。

60分の面談に加え、期間内はチャットやメールを通じて、考えを整理するやり取りを行います。

期間を区切るのは、「いつの間にか延びていく相談」にしたくないからです。
丁寧に考える時間として、最初から境界線を明確にしたいと考えています。

このやり方が合わないかもしれない方

この支援のスタンスは、すべての院長先生に合うものではありません。

  • 正解や結論を、できるだけ早く知りたい
  • 判断そのものを誰かに委ねたい
  • 作業や実務だけを任せたい

そう感じている場合、このやり方は少し回りくどく感じられるかもしれません。

一方で、こんな方とは一緒に考えたい

  • 自分の考えを一度整理したい
  • 迷っている理由を言葉にしたい
  • 納得して判断したい
  • 無理のない形で、長く続けたい

そう感じている方とは、丁寧な時間を共有できると考えています。

最後に

もしこの記事を読んで、
「少し整理した方がいいかもしれない」
と感じたなら、それが初回整理セッションを使うタイミングです。

正解を急がず、
ご自身の「納得解」で進むための整理の時間

開業準備や日々の経営のなかで、
「考えているはずなのに、なぜか前に進めない」
そんな感覚を抱えることは珍しくありません。

初回整理セッションは、答えを出す場ではなく、
いま頭の中にある論点や引っかかりを、一度言葉にして整えるための時間です。

🗂 初回整理セッション

料金:5,000円(税別)

最初に30分だけZoomで顔合わせを行い、
その後14日間、Chatworkまたはメールで整理を進めます。

例えば、こんな状態でご利用いただいています。

  • 開業や経営について、何から整理すればいいのか分からなくなっている
  • 制度や環境の変化を前に、自分なりの判断軸を一度立ち止まって整えたい
  • 決断の前に、考えを言葉にして確認する時間がほしい
🧩 初回整理セッションを利用する

※この時点で何かを決める必要はありません。
売り込みや契約を前提とした場ではありません。

詳細(進め方・位置づけ)はこちら

※整理を進めた結果、必要だと感じた場合のみ、
月額の伴走(開業・経営整理セッション)を選ぶこともできます: 詳細

「正解より、納得解を大切にする」── まえやまだ純商店の考え方

事前に「雰囲気」を知りたい方へ

日々の診療や経営の中で生まれる、
言葉にしづらい違和感や判断の迷いを、声で整理していくPodcastです。

初回整理セッションの前に、
考え方や伴走のスタンスが合いそうかを確かめる入口としてご利用ください。

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