Googleアナリティクスとクリニックホームページの関係 ―― 制作会社任せにしないための“見える化”の第一歩
「ホームページは制作会社にお願いしているから大丈夫」。そう考える先生は少なくありません。確かに専門家に任せることで基礎は整いますが、どんな人がどのページを見て、次に何をしているのかは、先生ご自身が一度“数字で見てみる”ことで初めて分かる部分もあります。
その“見える化”に役立つのがGoogleアナリティクス(GA4)です。
なぜ「任せきり」だともったいないのか
制作会社は構成やSEOを整えるプロです。ただ、更新後にアクセスがどう変わったか/どのページに滞在が集まっているか/予約や問い合わせに進んでいるかといった変化までは、院長側が確認しなければ取りこぼされることがあります。
よくある“気づき”の例:
・新しく作った診療案内ページが意外と読まれていない
・「お知らせ」よりもスタッフ紹介の滞在時間が長い
・予約ページへの遷移が少なく、途中で離脱している
GA4を使うと、こうした「使われ方」を数値で確かめられます。
まずはここだけ:院長が押さえる3つの数字
- ユーザー数(訪問者数):毎月どれくらい見られているか。多い少ないよりも増減の傾向を重視。
- 流入経路(どこから来たか):検索/直接入力/SNSなど。どの導線が効いているかの手がかりに。
- 人気ページ(どこが読まれているか):患者さんが知りたい情報のヒント。閲覧が多いページに「予約」「アクセス」など次アクションを置く。
数字は評価ではなく「整えるための道具」
アクセスが少ない=失敗、ではありません。数字は改善のきっかけです。
- 検索流入が少ない → 診療科名や地域名を見出し/本文に自然に追加し、検索意図に合わせて更新。
- 直接入力(Direct)が多い → 名刺・看板・口コミが効いている可能性。Webでも予約導線を明確に。
- 特定ページがよく読まれる → そのページに「予約」「お問い合わせ」「アクセス」を追記。
月1回の定点観測で十分。更新前後の変化を見るだけでも、次に直す場所が見えてきます。
制作会社と“数字で会話”をする
GA4の画面や数値は、制作会社と共有できます。
「どのページを伸ばしたいか」「どの導線を作りたいか」を数字を共通言語にして話し合うことで、作るパートナーから育てるパートナーへと関係が進化します。ホームページは作って終わりではなく、育てていく資産です。
まとめ ― 信頼を“数字で振り返る”という発想
Googleアナリティクス(GA4)はマーケティングのためだけでなく、患者さんとの信頼関係を数字で振り返るための道具です。制作会社が整えてくれた基盤を、先生ご自身が時々数字で確かめる――その小さな習慣が、発信力と患者体験を確実に底上げします。
頭の中の“もやもや”を整理し、次の一歩を見つけたいときに
GA4の数字をいっしょに見ながら、「どこを直すと効果が出やすいか」を整理します。制作会社との役割分担も含め、現実的な改善計画に落とし込みます。
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