クリニック広告戦略の全体像|供給と需要から“伝え方と媒体”を設計する
広告は、「供給」と「需要」をつなぐ橋渡しです。
本シリーズでは、クリニックが自院の立ち位置を見つめ直し、「どう伝えるか」を設計するための3つの視点を整理しました。
はじめに
「チラシを打つ? SNSをやる?」──多くの先生がまず“手段”から考えがちですが、
広告の本質は「誰に」「何を」「どのように伝えるか」の設計です。
その起点となるのが、自院の“供給”と地域の“需要”を整理すること。
このシリーズでは、以下の3ステップで広告戦略を体系的に考えます。
例)「SNSは更新しているのに来院につながらない」「予約は埋まるが自院らしい患者層に届いていない」──こうした行き違いは、供給と需要の“設計の順番”を整えることで解消できます。
シリーズ一覧
第1回|供給編 棚卸し
クリニック広告戦略シリーズ第1回|「提供しているサービス」の整理から始める
診療内容・利便性・設備体制・理念の4視点から、まず自院が何を提供しているのかを棚卸しします。
見えてくるのは「他院との違い」だけでなく、自院らしさの言語化です。
第2回|需要編 逆算
クリニック広告戦略シリーズ第2回|地域の“需要”を起点に広告を設計する──院長が考えるべき3つの視点
人口構成・生活スタイル・患者さんの声から、地域が求めていることを整理。
「伝えたいこと」ではなく、「求められていること」から逆算して考えます。
第3回|総論編 設計
クリニック広告戦略シリーズ第3回|供給と需要をつなぎ、“伝え方と媒体”を設計する
供給×需要を踏まえ、「どう伝えるか(方法)」と「どこで伝えるか(媒体)」を体系的に整理します。
実務に落とし込むための全体設計図を提示します。
読み進め方のヒント
- 供給編 → 需要編 → 総論編の順で読むと、考えが自然に整理されます。
- 各記事の末尾リンクから、前後回へスムーズに移動できます。
- シリーズを通読すると、自院に合った「伝え方の方針」が明確になります。
もし「ここまでは整理できたが方向性の確信が持てない」という場合は、考えを一緒に言語化する場をご用意しています。
頭の中の“もやもや”を整理し、次の一歩を見つけたいときに
日々の診療や業務のなかで、「言葉にしづらい違和感」を抱える院長先生は少なくありません。
初回整理セッションでは、経営の前提となる“考え”を丁寧に言語化し、納得感のある方向性を一緒に見つけていきます。
即答よりも、「腑に落ちる」時間を大切にしています。まずは話すことから、整理がはじまります。
🗣️ 初回整理セッション(60分)
経営方針・組織づくり・診療体制・情報発信・人との関わり方など、幅広いテーマに対応。
“考えの整理”を通じて、先生の中にある答えを見つけていきます。