任せたい業務や向いていない人を正直に伝えると、定着率が上がる理由
求人票を書くとき、「あまりハッキリ書くと応募が減るのでは…」と感じたことはありませんか。
これまでの記事では、曖昧な表現のリスクや、“向いていない人”を示す意義について整理してきました。
今回はそのまとめとして、「任せたい業務」や「向いていない人」を正直に伝えることのメリットを考えてみます。
1. 応募者が「働く姿」を具体的に描ける
「受付業務を中心にお願いします」「レセプト経験を活かせます」など、任せたい業務を明確に書くことで、応募者は自分のスキルや経験と照らし合わせながら判断できます。
一方で「受付や事務などをお願いします」といった曖昧な表現では、何を任されるのか分からず、応募をためらう要因になります。
“業務の具体性”は、応募者に安心感を与える最初の材料です。
2. ミスマッチを防ぎ、定着率を高める
「患者さん対応が得意な方を歓迎します」「細かい事務作業が苦手な方には向いていません」と記載すれば、応募の段階で“合う・合わない”を整理できます。
これは選別ではなく、お互いに無理をしないための配慮です。
結果として、採用後のギャップが減り、教育・採用コストの負担も軽減されます。
3. 「正直さ」が信頼を生む
向いていない人を明示すると、一見“厳しい職場”に見えるかもしれません。
しかし実際には、応募者にとって「何を期待されているか」が明確になり、かえって安心して応募できます。
特に未経験者やブランクのある方は、「できることから始められる」と分かるだけで応募へのハードルが下がります。
“正直な求人”は、応募者の不安を減らす求人でもあります。
4. 経営側にとっての実利
- 採用後の教育コスト・トラブルが減る
- 長く働いてくれる人材が集まりやすくなる
- チームの雰囲気が安定し、患者サービスの質が上がる
「正直に伝えること」は、応募者だけでなく、経営全体にとってもプラスに働きます。
まとめ
求人票は「応募を増やすチラシ」ではなく、“共に働く相手を探す対話の入り口”です。
任せたい業務と向いていない人を明確にすることで、結果的に「続く採用」へとつながります。
求人票づくりで意識したい3つの視点は、
- 曖昧な表現ではなく具体的に
- 向いていない人を言語化する
- 任せたい業務とあわせて、正直に伝える(本記事)
応募数よりも、定着する人を。
そのための“言葉の精度”が、求人票づくりの本質です。
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