取り組みが“やってみた”で止まらないように。
会議・KPI・言葉を整えて、現場が前に進む「続ける仕組み」をつくります。


参考: 原田教育研究所/ 第1編(インシデントを“学びの材料”に変える)/ 第3編(チームが育つクリニック|原田メソッド実践




0.導入チェック:いま当てはまるものはありますか?



  • 会議が長い/結論が曖昧で、次回までに何をするかが定まらない

  • KPIはあるが、現場の行動と結びついていない(数字の報告会になっている)

  • 場の言葉が刺々しくなり、指摘が学びにつながっていない


一つでも当てはまるなら、「会議×KPI×言葉」をセットで見直すタイミングです。





1.なぜ今、“続く仕組み”が必要か


2026年改定や人手不足のもとでは、 情緒的価値(安心・わかりやすさ)効率(時間短縮・再発予防)の両立が求められます。 良い取り組みを定着させるには、意識や根性ではなく運用設計(会議・KPI・言葉)が不可欠です。





2.会議:短く、結論と実行が決まる設計


週次ミーティング(15分)



  • 目的:小さな詰まりの早期解消/「1つだけ改善」の前進確認

  • アジェンダ:①良かったこと(承認・30秒)②先週の進捗(5分)③今週の「1つだけ改善」(5分)④決定事項(担当・期限)共有(3分)⑤連絡(2分)

  • アウトプット:その場で「担当・期限・評価指標」をメモ(紙 or チャット)


月次ミーティング(30分)



  • 目的:KPIトレンド確認/次の90日の重点を決める

  • アジェンダ:①KPI(月次)②再発の傾向③患者体験の声④重点テーマと達成イメージ⑤必要な資源(人・時間・ツール)

  • アウトプット:90日ゴール(例:受付の待ち時間満足度を±0.5pt改善)と、各部署の月次「1つだけ改善」


※開始・終了時刻を固定し、「長引かない会議」を習慣化。口頭合意で終えず、書き残すことが定着の分かれ目です。





3.KPI:現場行動と結びつく最小セット



  • 改善実施率:「1つだけ改善」の実行割合(部署ごと/月)

  • 再発率:同種インシデントの再発有無(四半期)

  • 安全感スコア:月1の簡易アンケート(0〜10)…「安心して提案・報告できる」

  • 受付~会計の平均所要時間:週次でトレンド確認(混雑日の変動も把握)

  • 問い合わせ48時間以内の一次返答率:患者からの連絡の初動速度


数を増やしすぎないのがコツ。まずは3〜5指標から始め、行動に直結しないものは外します。





4.言葉:プラス/マイナスを可視化し、言い換えを揃える


場の言葉は行動を規定します。院内にプラス50語/マイナス50語を掲示し、言い換えを揃えます。
例)「無理」→「今の体制だと難しい。こうすれば可能」/「誰のせい?」→「どの工程を直せば再発しない?」



  • 承認の4種:結果/プロセス/成長/存在…月1で実例を共有

  • セルフトーク:良い出来には「よし」、失敗は「切り替え→次」で言語化

  • 記録:良い言い換えや対話例は、受付・処置室などにミニ掲示





5.運用テンプレ:そのまま使える最小の型


「1つだけ改善」カード(A6)


項目:現状の詰まり/やってみる行動/担当/期限/評価(◯・△・×)/学び
※週次で◯△×だけ更新。月次で写真を撮って記録に残す。


週次15分メモ


先週の◯:__ 今週の1つ:__(担当:__/期限:__) 共有事項:__
※A4半分/チャットでも可。見せる場所を固定。





6.よくあるつまずきと回避策



  • × 議題が多すぎる → ○ 週次は「承認+進捗+1つだけ改善」に限定

  • × 数字を並べるだけ → ○ KPIは担当・期限とセットで運用

  • × 指摘が刺さる → ○ 部分・行動に限定/人格評価はしない

  • × 最初から完璧主義 → ○ 小さな実験を2週間サイクルで回す





7.次の一歩:人が育つ仕組みへ


仕組みが回り始めたら、次は人の自律と成長を促す具体手法へ。
・第1編:インシデントを“学びの材料”に変える
・第3編:チームが育つクリニック|原田メソッド実践










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