開業後、患者が来ないと感じたとき|院長がまず整理したいこと
開業して数ヶ月。
「思ったより患者が来ない」
「診療圏調査と違う気がする」
「このままで大丈夫なのだろうか」
開業後の院長から、このような相談を受けることがあります。
診療圏調査や事業計画では、ある程度の患者数や売上を想定します。 そのため、実際の数字が想定より少ないと感じると、不安になるのは自然なことです。
こうしたとき、多くの院長は
- ホームページを見直す
- 広告を出す
- 集客を強化する
といった対策を考えます。
もちろん、それらが必要になることもあります。
ただ、その前に一度、今の状況を整理してみることも大切です。
目次
患者が来ないと感じるのは珍しいことではない
開業直後は、多くの院長が患者数を気にします。
診療圏調査や事業計画で見ていた数字と現実との差を感じることもあります。
しかし、開業初期は地域での認知や紹介の流れがまだ十分にできていないことも少なくありません。
また、受付体制や診療の流れ、スタッフとの連携なども整備途中です。
そのため、この段階で患者数だけを見て結論を出すのは早いこともあります。
まず整理したい3つの視点
患者が来ないと感じたとき、まず整理したいのは次の3つです。
- 患者数の事実
- 収入構造
- 地域での役割
数字を見ることは大切です。
ただし、数字だけを見ると不安が大きくなることもあります。
まずは状況を整理し、何が起きているのかを確認することが次の判断につながります。
患者数は本当に少ないのか
まず確認したいのは、「患者数が本当に少ないのか」という点です。
- 曜日ごとの来院数
- 時間帯の偏り
- 再診率
- 紹介患者の状況
こうした視点で見ていくと、単純に患者が来ていないわけではないこともあります。
患者数は重要な指標ですが、それだけで経営の状態を判断できるわけではありません。
売上は患者数だけで決まるわけではない
患者数が同じでも、売上は変わります。
- 診療内容
- 検査体制
- 算定項目
- レセプト請求
開業初期は、算定や請求の運用がまだ十分に整理されていないこともあります。
そのため、患者数だけでなく収入構造も含めて状況を見ることが大切です。
地域の中での役割は見えているか
患者数の問題は、単純な集客の問題とは限りません。
地域の中で、
- どの患者層を診るのか
- どの診療を強みにするのか
- どの医療機関と連携するのか
こうした役割が整理されることで、患者の流れが変わることもあります。
患者数だけを見るのではなく、自院が地域の中でどのような役割を担うのかを整理することも重要です。
開業初期は整理する時間でもある
患者数や売上が想定より少ないと感じると、多くの院長は対策を考えます。
しかし、その前に
- 患者数
- 収入構造
- 地域での役割
を一度整理してみることも大切です。
開業初期は、経営の方向性を見直す時間でもあります。
焦って結論を出すのではなく、まず状況を整理することが次の判断につながることもあります。
こうした経営の整理は、院長一人で抱え込まず、第三者と整理していくことも一つの方法です。
患者数が少ないと感じた院長へ
開業後、多くの院長が通る時期について整理しています
患者数や売上が想定より少ないと感じると、 「自院だけではないか」と不安になることがあります。
しかし、開業後しばらくは多くの院長が同じような悩みを経験します。
まずは患者数だけで判断せず、 地域での役割や事業計画も含めて整理してみませんか。
患者数だけでは見えない経営判断についても整理しています。